新規採用時に、空港内などにある訓練施設(新興航空会社や格安航空会社などの小規模な航空会社ではモックアップを持っていない為、最終便の後に実機にて訓練を行うところもある)において機内サービスの手順や語学(主に母国語の正しい使い方と英語だが、外国航空会社の場合その国の言語も)、機内アナウンスや緊急時対応訓練などを1ヶ月から3ヶ月程度受け、その後数日間のOJT訓練を受ける。 他にも、国際線担当やビジネスクラス担当、ファーストクラス担当に伴うサービス訓練、先任客室乗務員への昇格時の訓練などを各社のマニュアルに沿って受ける。なお、通常新人はエコノミークラスを担当し、順次上級クラスの担当を行うことになる。 また、機種によって資産運用 の各種設備に違いがあるために、機種ごとの訓練を受けない限り、別の機種に乗務することは出来ない。なお、国家資格ではなく、同じ機種でもまた会社によって設備の仕様に違いがあるため、会社を変わると一から訓練を受ける必要がある。 日本の大手航空会社ではほぼ毎年新卒採用(客室系総合職/契約制客室乗務員双方)を行う他、経験者採用(既卒)も定期的に行っている。また、一部の日本の大手航空会社では、一定期間就業後に一旦退社した客室乗務員を有期限でパートタイマーとして採用している[4]。 なお、現在日本の大手航空会社においては客室系総合職として採用されるごく少数を除いて、その殆どが契約制客室乗務員としての採用で、またそのすべてが女性である。契約制客室乗務員は1年間の有期限雇用契約を2回投資信託 した後、3年経過後に本人の希望と適性、勤務実績を踏まえて、正社員への切り替えを行う。 外国航空会社も日本人客室乗務員の欠員が出たり、日本便の増便があるとそれにあわせて経験者採用を中心に若干名の募集を行う他、日本に乗り入れていない航空会社が、自国民以外の外国人客室乗務員の採用枠で日本人の客室乗務員を採用するケースもある。 職場における男女平等が確立されている諸国の航空会社では、男女両方の客室乗務員がほぼ均等な割合で乗務していることが多い。しかし日本の大手航空会社の場合、現在契約制客室乗務員としての募集は一応「男女双方」となっているが[5]、上記のように男性が採用されるケースは皆無であり、男性は事実上総合職(客室系総合職)としての採用のみで、その結果男性の客室乗務員は極めて少ないのが現状である[6]。これを性差別として、1999年4月1日の男女雇用機会均等法の改正時に、主に男性の希望者から「明らかな性差別であり、違法行為である」として問題とする声が出たものの、現在のところ厚生労働省をはじめとする行政や労働組合に動きはない[7]。 また、ハイジャックや事故などの不測の事態が発生した際、男性の方が平均的に腕力、体力が強いという点から、「保安要員としての目的なら男性の客室乗務員を増やしては」との意見も多く、近年は日本でも、スカイマークやスカイネットアジア航空などの新興航空会社を中心に契約制客室乗務員として男性を採用する場合も出てきた。しかし、日本航空と全日空の大手航空2社に関しては、現在のところ契約制客室乗務員としての採用は過去10年以上の間全くない。 この様な背景には、制服姿の女性客室乗務員を必ず自社の広告に出演させることや、女性客室乗務員の入社試験時に外見のテストを重視すること、さらに以前は一定の体重を超えた客室乗務員を強制的に地上勤務に異動させるなど、欧米の先進諸国では「女性蔑視」との批判を受けかねない行動で知られているシンガポール航空や、現役の女性客室乗務員のみが登場するカレンダーを毎年制作し販売している日本航空、同じく現役の女性客室乗務員のみを多数登場させたウェブサイトを使って広告活動を行っている全日空[8]のように、性差別に比較的寛容なアジアの多くの航空会社自らが「(若くて綺麗で)従順なアジア人女性」というものを主な収益源である男性のビジネス客に対するマーケティング上の一つの売り物としている[9]他、結婚退社(寿退社)する女性が多いために、年功序列賃金体系において給与の高い高齢乗務員を自然減することが出来、結果的に人件費を抑制できるという背景がある。 このことを反映してか、アジア系の航空会社のみならず、欧米系の航空会社の一部が日本人の客室乗務員を採用する際も、女性のみを採用したり、給与が高くなる(そして「若くなくなる」)前に強制的に退社させられるように3年程度の時限契約で採用するケースもある。 一般的に「高倍率」と言われているものの、外国為替証拠金取引 会社の契約制客室乗務員の場合、一度に100-500人単位の採用を行う上、英語の資格(TOEIC600点以上が一般的)や身長(158cm以上が一般的)や視力(会社によって基準は異なる)などが規定に達していない応募者も相当数いるため、実際の倍率は「高倍率」と言うほどには高くない。外資系航空会社の場合は、募集が出れば3000通程度の応募はあるが、1度に数人〜20人程度しか採用しないので倍率はそれなりに高い。しかし、面接官がほぼ外国人のみで終始英語で行われるため、TOEICの点数が高くても会話力が無く落とされる人が多い。 また、日系航空会社、外資航空会社を問わず既卒、経験者採用も頻繁に行われているが、一般に社会人経験が1年以上で、かつ上記のような基準を満たすもののみが対象とされている[10] なお、日本航空の現役契約制客室乗務員として勤務する傍ら、会社に無断で写真週刊誌でヌードモデルになった仲谷かおり[11]や、同じく会社に無断でバラエティ番組へ出演し職務の内容を暴露していた島田律子の出現以降、同社や他社においても同様の「事件」を起こすものが続出している影響で、日本の航空会社では、過去にミスコンやグラビア、レースクイーン、さらにキャバクラなどの水商売や風俗の経歴がないかを厳しくチェックしていると言われる。 外資系航空会社においては、採用後に受験者が履歴書に書いたレファレンス元に本社人事が直接連絡をし、どんな人物であるかなどをチェックするのが普通である。 「国際性」は国際線乗務時においては求められる素養であろうが、実際は特に日本の航空会社においては高い外国語レベルは必要とされない[要出典]うえ、せいぜいが大学時代に数ヶ月から1年程度の「遊学」を行ったような「国際性志向」を持つレベルのものが目につく程度である[12]。 一度に多数を採用することもあり、多くの希望者に対応するために、社屋ではなく都内の大学のキャンパスを日曜日に借りて採用試験会場とする場合もある。試験会場周辺は、受験予備校の指導にあわせていわゆる「リクルートスーツ」と呼ばれる服装の首にスカーフを巻き、仕事時の客室乗務員をまねた独特のヘアスタイルをした女性受験者で賑わう。 大都市を中心に「スクール」と呼ばれる客室乗務員志望者専門の専門学校や受験予備校が数多く存在している他、エアステージなどの客室乗務員を主体とした航空業界就職情報誌や、就職情報を書き込めるインターネット上の掲示板も存在している。総じて「客室乗務員志望者向け就職情報」といえるような独自の市場を形成している。