代々木ゼミナール、駿台予備学校と並ぶ「三大予備校」のひとつに数えられる。学校施設の向上やテキストおよび模試の編集、文系の指導などに力を入れていたこともあり、「施設の河合」、「テキストの河合」、「模試の河合」、「文系の河合」という異名を持つ。 河合サテライト講座という名称で、大手予備校の中でいち早く衛星放送事業を始開始した(代々木ゼミナールに先行し、「サテライト」の商標を得る)。講義はスタジオで収録し、その長所を生かしてCGや実験映像などをふんだんに用いて、視覚的に解説することを可能にした点が特徴。全国の河合塾校舎のみならず提携塾や個人塾、高等学校に配信されている。 大手三予備校の中では他校に先駆けて1980年代から現役生重視路線が見られ、現役高校生向けの「グリーンコース」や、愛知県内での中学受験にも力を入れている。 受験関連書籍を出版・販売することを目的とし、河合出版株式会社を設立した。種々の参考書及び問題集、入試過去問題などを扱う。 大学入試センター試験や大学入試問題の問題点を経営陣が指摘し、2003年、各種試験問題の作成及び試験業務全般を受託する株式会社、全国試験運営センター(NEXA)を設立した。 傘下に全国進学情報センターを持ち、模擬試験などで各地の予備校とネットワークを結んでいる。河合塾グループである学校法人文理学院(河合塾文理)は2006年度から河合塾仙台校と名称を改めたが、法人の独立性は保たれており、基本的にはこれまでの河合塾文理とほとんど変わりない。 2005年度から学校法人札幌予備学院の経営に参画したため、札幌予備校 は河合塾札幌校と改称された。2006年度には札幌予備学院が河合塾に吸収される形で法人合併が行われ、札幌校は完全に河合塾直営の地方校舎となった。 2008年度から、株式会社エスイージーと提携し、本郷校・麹町校にあらたに設置された浪人生用の「東大プレミアムコース」、「医進プレミアムコース」の数学は、SEGの数学講師が、テキスト・授業ともに担当している。 河合塾本体を運営する学校法人河合塾以外に、トライデント外国語専門学校などの専門学校経営を担う学校法人河合塾学園がある。この他にも河合塾現役館を運営する学校法人河合塾進学研究社などの関連会社も多数存在する。専門学校や社会人向けの資格講座(河合塾ライセンススクール)、文化研究など予備校以外の教育・文化事業(河合文化教育研究所)に早くから進出した。 専門学校事業においては、2003年に、主に関西で派手な宣伝を繰り広げ知名度の高かったコンピュータ日本学院専門学校の経営を、学校法人日本情報学園より承継した(同校は2007年に「トライデントコンピュータ専門学校大阪」に改称している。) 開始時期不明〜2004年まで大学センター試験終了直後の木曜日深夜(後に水曜日)深夜に東海テレビをキーステーションに河合塾の講師らが各科目の配当採点と各大学の合格点を引き出すボーダーラインを紹介する2時間近くのワイド番組。関東のフジテレビや関西テレビなどでは編成の都合上時差送出で放送されていた。フジテレビ系列局のない地域では、系列外の局で時差ネットしていた。2005年以降番組は放送されていない。放送を塗装工事 した理由は、インターネットの普及でテレビを通じての解説・分析の必要性がなくなったという点と、深夜に昼帯ドラマの再放送時間の確保や海外サッカーの生中継や録画放送を優先させる傾向があったためだと言われている。 中学受験コースは、国・私立中学の受験を目的としたカリキュラムである。設置学年は小3から小6まである。 入塾には各クラスへの入塾認定が必要であり、認定方法として、入塾前に行われる「クラス認定テスト」、一定時期に行われる通称「統一テスト」などがある。「クラス認定テスト」は毎週末、「統一テスト」は5月、7月、8月、10月、12月、2月の計6回実施される。(6年生は2月の統一テストは実施されない。) 高校受験ジュニアコースは、(主に愛知県内の)難関高校の合格を目標とした、公立中学進学予定者向けのカリキュラムである。設置学年は小5・小6であり、各学年に「トップ高ジュニア教室」が設置されている。 授業クラスはおせち 受験コースと私立中学コースに分けられている。クラス認定方法は小学グリーンコースと同様。 公立・私立を問わず、高校進学を目指すコース。土曜・日曜に3教科セットでミドル・ハイ・トップのクラスがあり、平日には単科の平日ミドル・平日ハイレベルのクラスが設置されている。また、理・社教室もミドル・ハイ・トップのクラスで分けられている。 私立中学在籍生を対象としたコース。単科ゼミの形式を取り、各科目ごとにスプレンディッド・アドバンストA・アドバンストSというクラス分けがされている。スプレンディッドは私立標準コースであり講義の範囲は高校受験コースに近いが、アドバンストAないしSは私立速習コースであり、範囲が高校受験コースよりも先に進んでおり、場合によっては高校レベルの範囲を扱う場合もある。 授業クラスは、無選抜である講座と選抜講座である講座に分けられる。選抜講座は、入塾前に行われる「クラス認定テスト」によって決定される。 授業クラスは、入塾後すぐ(と夏)に行われるサクセス・クリニックによって決定される。かつてはABCDの4段階の編成であったが、少子化による受験生の減少により、2005年度までSαβの3段階の編成に、2006年度からT/無印(例:化学T/化学)の二段階編成になった。関東4校と大阪校にのみ設置されるハイパー東大クラスに関しては数学、理科(物化生のみ)のテキストを独自のものに差し替えている。 東大現役進学塾MEPLO(メプロ)は、河合塾グループが経営する中高一貫校専門の塾で、東京大学をはじめとする難関大学への現役合格を目指す中高生が通っている。校舎は、池袋(東京)と横浜(神奈川)にそれぞれ河合塾本校舎とは別に設置されている。2008年より本郷にも新設された。 MEPLOへの入塾を希望する場合、入塾選抜試験を受けるか、各講習『重要テーマ征服講座』最終日の「到達度テスト」を受けて「入塾資格認定」を取得する必要がある。少人数クラスを特色とする。 COSMOコースは、東京の新宿校(別館)と名古屋の千種校(別館)に設置されている高等学校卒業程度認定試験から大学受験を目指す人のために設置されているコース。以前は高校中退者が多くを占めていたが、最近は中学から直接入ってくる者や社会人もいる。最多年齢帯は18歳とされる。授業は高卒認定にあわせている基礎コースと受験を意識している応用コースがあり、大学で行われる〔ゼミ〕の様なパーソナルゼミを設置している。サクセスクリニックを受けることにより大学受験科の授業の聴講も可能。別途費用はかからない。 河合サテライト講座は概要にも記したとおり、河合塾が衛星を使って提携予備校・塾、高等学校などに授業を配信するものである。河合サテライト講座は、代ゼミと違い、スタジオ収録のため、CG などを多用しているのが特徴といえる。 2006年度から開始した新しい河合塾のかたち。映像授業を用いるが、サテライト講座とは別に収録する。河合塾のサイトを見る限りサテライト講座同様CGも用いる。講座のラインナップは地方の河合塾校舎のグリーンコース並みであり、サテライト講座とは充実の度合いがかなり違う。大学別対策講座も充実。